月に1冊も本を読まない人が62パーセント。
私には考えられない生活です。
「月に1冊の本も読んではいけない」
こう言われたとすれば、私にとっては「死ね」と命じられたも同然。
人はそれぞれです。
「本を読むことが正しい」
「本を読まないなど無教養の極み」
と言うつもりはありません。
けれども、「この人が本を読んでいればな・・・」と思うことはしばしば。
たとえば、「おうかがいする」みたいなヘンな日本語を使わすに済むでしょう。
司法書士として登録した直後のことでした。
「本はそんなに・・・ネットで調べれば済むから」
とおっしゃる先輩数名に出会いました。
みなさん、私より若い先輩です。
私はちょっと驚きました。
ネット情報は玉石混交。真偽が不確かなものも多いのです。
信頼できる書籍を使って調べるのが普通でしょう。
大丈夫なのかな?
心配は今も続いています。
本を読んでいれば、考える機会も増えます。
「考える」ことを繰り返すことには効用があるのです。
未知の問題や悩みにぶつかった際に、解決のヒントを思いつきやすくなります。
読書にはそういうトレーニングの意味もあるのです。
とはいえ、トレーニングを意識して本を読むわけではありません。
単に楽しいから読んでいるのです。
本を読まない人には、読書は楽しくないのでしょう。
私は、早寝早起きの妻が寝静まった夜、猫とソファで過ごします。
私は読書。猫はその横で気持ちよさそうに眠ります。
人が集中していると、猫は心地よさを感じるらしいのです。
読書には猫を癒す効果もあるようで。