夏の花であるリョウブ Clethra barbinavis
夏に個体数を増やすモンキアゲハ Papilio helenus
両者の組合せに遭遇しました。
33年前の夏、宮崎県の鰐塚山では大きなリョウブにアサギマダラが鈴生り。
ちょうど移動中の集団が吸蜜中でした。
リョウブの種名である barbinavis は「脈にヒゲがある」という意味のようです。
これは、リョウブの葉の特徴を捉えた命名です。
一方、モンキアゲハのhelenus はギリシア神話の預言者ヘレノスのこと。
我が国に分布する亜種名の niconicolens はかわいらしい名前です。
「ニコニコレーンス」ですから。
これは「日光に住む者」とか「日光に敬意を表する者」という意味のようです。
分布は西日本中心ですが、なぜか「日光」が出てきました。
「日光」は栃木県の日光ではなく、単に「日の光」なのか?
なぜ、この亜種名になったのかはよくわかりません。