キラキラネームに該当するか否かの判断基準は?
と訊ねられたら、答えるのはなかなか難しいように思います。
でも、概ねのところで
1 人名として奇異
2 漢字の読み方として無理がある
3 社会通念上は使わない文字を使っている
などの特徴が挙げられるでしょう。
ひところ、企業の採用においてキラキラネームは不利という説が広まりました。
キラキラネーム=非常識ゆえ生育環境に疑問符。だから採用しない。
これは実際に行われていたようです。
たしかに本人が育ってきた環境や背景を懸念する企業はあるかもしれません。
私が会社員時代に面接した学生さんはたくさんいます。
その中にキラキラネームは皆無でした。
まだ、キラキラ世代が就職時期を迎えていなかったのかもしれません。
あるいは、エントリーシートの段階で排除されていたのか。
かく申す私も一種のキラキラネームのような気がします。
俳優と同姓同名です。
小学校から大学までの間も必ず話題にされました。
私は、いちいち説明するのが面倒でこの名前がいやでした。
私の出生当時、俳優の高橋英樹さんは既にデビューしています。
両親もそのことを認識していたらしいのです。
そこで考え直す気になれなかったのか?
予定では「杏子ちゃん」が生まれるはずだったそうで、男児の名を考えていなかったそうです。
だからといって、なんとなく適当に名付けていいのか?
そう思っていた時期もあります。
結婚の際に妻の姓を名乗りたいという申出には妻と義母から反対されました。
だから、今も私は「高橋英樹」のままです。
社会人になると、この名前は好意的に捉えられるようになりました。
司法書士に転じてからも同様です。
依頼者の皆さんは名刺をお渡しすると、微笑んでくださるので役立つ名前かもしれません。
しかし、小学校時代から大学を卒業するまでのモヤモヤした気分を忘れることはありません。
子は名前を選ぶことができません。
親(や祖父母など)が名づけるのです。
それを受け容れるしかない立場です。
この点を踏まえると、命名には慎重な姿勢で臨んでほしいものです。
後で我が子から恨まれないように。
我が子が社会で奇異な目で見られないように。
そして、親自身も「ヘンな人」扱いされないように。