気温が落ち着き、ようやく秋になった印象です。
でも、もう11月。
遅すぎる秋です。
霜月の11月は、秋と冬の境目のはずなのに。
生き物は、季節に敏感です。
今年はゆっくりと夏から秋に移行しました。
これはブドウではありません。
9月26日の記事で紹介したアオツヅラフジ Cocculus trilobus 。
今はこういう感じになっています(9月26日紹介の個体ではありません)。
これは、センニンソウ Clematis terniflora 。
10月3日の記事で「ワイルドクレマチス」として紹介した植物です。
花が終わって種子ができています。
栽培される園芸植物のクレマチスと同じタイプの種です。
秋を代表するような雑草の花といえば、ヨメナ Aster yomena 。
属名は園芸品種の商品名にもよく見られる「アスター」。
そして、種名は「ヨメナ」という和名に同じもの。
ちょうど今が見ごろです。
最後はタテハモドキ Precis almana の秋型個体。
蝶は、寒暖に左右されることなく日長で季節型が決まるのです。
新鮮な個体を10月30日に撮影できました。
おそらく最後の世代でしょう。
この個体が無事に越冬できるか?
実は、矮小とまではいかないまでも、かなり小さな個体でした。
ちょっと心配なのです。