今月24日に司法書士会の研修で講師を務めました。
これは、私が所属する委員会の委員長の
「そろそろ講師デビューを」
という言葉に従ったためです。
内容は、ADR(裁判外紛争解決)であり、今回はロールプレイがほとんど。
ゆえに、私が高いところからエラそうに喋るようなことはしなくて済みました。
コンビを組んでくださったのは北九州支部の女性の司法書士。
彼女はベテランです。
準備段階からリードしてくださったのでラクでした。
当日は、わざわざ私の誕生日プレゼントまで用意して下さり、お気遣いに感謝するばかり。
キーワードを彼女が挙げ、私がストーリーを組んで脚本を作りました。
夫婦間の子育てに関する考え方のズレがテーマで、ポイントは子供の意思。
そこに宗教の集会やセックスレス、お受験など今日的な話題を盛り込んでみました。
さすがに「セックスレス」という言葉は削除。
「女性としてみられていないと思うと・・・」という表現にすることになりました。
当日の参加者は、これもまたベテラン揃い。
その中で、初参加の方にADRへの興味を口にしていただき、この点だけでも成功だったと思います。
とはいえ、解決に至ることはできず、すべてのロールプレイは中途終了。
今回は、あえて2回目の期日からの開始という特殊なパターンにしてみたのですが・・・
1回目の期日で争点が明らかになっても、2回目でそれがまとまることはありませんでした。
次回、またこの種の研修講師をやるとすれば、どうするか?
解決に至るようにするなら、午前から午後にかけて4時間くらいのコースを考えないと・・・
相方の講師が「研修講師をやるのが一番勉強になる」とおっしゃったのは、まったくそのとおり。
準備段階から勉強できて、私は幸せでした。
★ これは公益財団法人日本調停協会連合会の調停委員バッジです。
司法書士よりもずっとエライ雰囲気のバッジ・・・かもしれません。