ちょっと研修に参加しました。
2日にわたってADR研修が行われました。
内容は基本的な技法からADRの歴史、さらにロールプレイまで盛りだくさん。
特にロールプレイに関しては白熱したやりとりが繰り広げられました。
座ったままで話を聴くだけでなく、参加型の研修は充実感が大きいと思います。
県司法書士会のADRセンターでは司法書士を調停人とする調停を実施しています。
まだまだ認知度は低いかもしれませんが、裁判所における調停とは異なるアプローチ、
「偉い先生が解決案を考えてあげる」式ではなく、当事者が自ら解決を模索するスタイル。
調停人が当事者と交互に面接して話を聴くパターンではありません。
調停人は当事者間の話し合いをコーディネイトする役割です。
当然ながら「聴く力」が求められます。
事前の講義や軽い練習を経てロールプレイに入ると、それまで学んだことが活かされています。
あとは場数を重ね、自らの姿勢を振り返り、そして反省することを繰り返すだけ。
得られる学びは、紛争解決だけでなく、日常の相談業務に絶大な威力を発揮します。
が、残念ながら参加者は講師陣を含めて15名。
若手司法書士は参加して人に対応をする力を磨くべきである
ーと初老にさしかかった私などは思うのですが、あまり興味を持たないようです。
参加した15名は知的かつアクティヴな冒険を体験できたはずです。
かく申す私も受講者として2日間を走り切って、また新たな地平を見出したような気がします。
実際に紛争解決に携わるかどうかは別。
成長のための冒険の機会と捉え、多くの司法書士に参加していただきたいものです。
★ 映画「冒険者たち」
左からアラン・ドロン/ジョアンナ・シムカス/リノ・バンチュラ
原作は暗黒街に身を置き、服役経験も脱獄経験もあるジョゼ・ジョバンニ
1967年のフランス映画ですが、今も色あせない楽しく哀しい作品です。
★ 日本の「冒険者たち」といえば、Do As Infinityの楽曲でしょう。
大ヒットから21年になります。
ボーカルの伴都美子さん