NHKのドラマ「ひとりでしにたい」を視聴しています。
テーマは非常に興味深いものがあります。
が、映像がいけません。
主人公(綾瀬はるかさん)の想像をいちいち映像にします。
漫画チックな場面が連続。
もう辟易(まだ第2回の放送なのに)。
そこは、役者の表情やセリフのトーンから視聴者が想像するところ。
そして、視聴者自身が頭の中で映像化すべきなのです。
それをすべて作り手がやってくれます。
「ね、面白いでしょう?笑ったでしょう?」
という感じのドタバタした映像を押し付けられる視聴者。
明らかにバカにされているのです。
視聴者には想像力がない。
クリエイティヴで想像力に溢れる我々が全部作ってあげます。
あなた方は、それをそのまま受け容れなさい。
作り手の傲慢さを感じてしまいます。
綾瀬はるかさんや松坂慶子さんといった出演者の「無駄遣い」です。
民放のドラマではよく使われる手法のようです。
私が民放のドラマを一切みなくなったのもこの種の映像が大嫌いだから。
ついにNHKのドラマもこうなってしまったか・・・
そう思って確認しました。
原作は漫画です。
そして演出は外部制作会社の社員がメイン。
NHKのディレクターは一切関与していないようでした。
「なるほど!」
と合点がいきました。
このドラマはNHKが制作した民放ドラマだったのです。
それにしても演出家は能力が低すぎないでしょうか?
おそらく、漫画の絵そのものを役者にやらせているのでしょう。
視聴者ばかりか役者までバカにしているとしか思えません。
綾瀬さん、降板を考えませんか?
★ わざわざ想像の場面に麿赤児さんまで起用。
麿さんもこういうオファーを受けなければいいのに。