これまで春の紫色の花を紹介してきました。
春は色とりどりの花が咲き始めます。
その中で艶やかな色気を放つのは白い花ではないでしょうか。
シロバナヤマブキにスイセン。
左は白花のトキワマンサク。
ここまでは自宅兼事務所の隣にある公園で撮影しています。
これらは、地区の住民が持ち寄った植物を自分たちの手で植えたもの(許可あり)。
右はエリゲロンの名称で売られているキク科の園芸品種。
左のコデマリに右のカラー。
エリゲロン以下は自宅の庭のものです。
白い花は静かに咲いている印象です。
なのに、どこか艶やかで華を感じさせるのです。
32年前、宮崎県西都市の山中で、谷あいにノイバラが咲いていました。
薄曇りのやわらかな陽射しの中、そのノイバラが色っぽかったのです。
私は谷に降りてみました。
ちょうどアオバセセリが吸蜜に訪れており、その個体を採集しました。
ノイバラの色気に惹かれなければ、そのアオバセセリとはで会っていません。
アオバセセリも地味なセセリチョウ科各種の中で華やかな色気を持っています。
アオバセセリは珍しい蝶ではありません。
私は、食樹のヤマビワかミヤマハハソを探しました。
残念ながらみつかりませんでした。