ショウジョウボク。
あまり知られていない名前かもしれません。
世間ではポインセチアという名前で売られており,このシーズンの定番商品でもあります。
ポインセチアは英名であり,学名は Euphorbia pulcherrima となります。
「ユーフォルビア」という呼び名は園芸店などで目にする機会があるかもしれません。
これはトウダイグサ科トウダイグサ属の総称で,世界に2000種くらいあります。
つまり,ポインセチアも巨大組織ユーフォルビア組の構成員です。
冬の名物になっているポインセチアですが,実は耐寒性はさほど強くありません。
ゆえに屋内での栽培ということになります。
宮崎市の南部にある堀切峠にはかなりの数のポインセチアが植えられています。
枯れないのはさすがに南国です。
が,宮崎市は真冬は放射冷却で早朝に氷点下の気温になることもあります。
十分に育った株ゆえ耐えられるのでしょう。
「ボク」という和名のとおり木本です。草ではありません。
葉の色もバリエーションが増えてきました。
写真の鉢植えはすべて今年購入して植え替えたものです。
買った理由は観賞のためであることはたしかです。
でも,一番の理由は夏越しをさせて長く育ててみたいという妻の希望によるものです。
最後にポインセチアと見紛うような植物を。
これは,なんとアボカドです。
サラダにした後に残った種子を発芽させたらアルビノでした。
どこまで育つかはわかりません。
アボカドはクスノキ科の植物です。
シナモン(ニッケイ)とかローリエ(ゲッケイジュ)と同じ科というわけです。
葉の香りはどういうものなのか?
白い葉の株はひ弱そうなのでちぎることができず,今のところ香りをたしかめる機会がありません。