我々司法書士は年間で一定数の研修受講が義務付けられています。
その中には「座学」ではなく「討論型」や「実践型」も含まれます。
後者のタイプでは、グループに分かれて実施します。
そうすると、無断欠席は極めて迷惑な行為ということになります。
法を扱う、つまり約束事を扱う司法書士にそういうことをする人はいない!
といいたいのですが、結構いらっしゃるのです。
事前に「無断欠席は研修の進行を妨げるのでダメですよ」とアナウンスしているのに。
あるいは、福岡県司法書士会の中の会議でも同じことが起きます。
電話で確認したのに、当日は何の連絡もなく無断欠席。
私は開業して4年目ですが、この現象には少なからず驚かされました。
社会経験が浅いであろう若い人は無断欠席をすることはありません。
真面目に出席しています。
一方で、それなりの御年齢の「先生」がやってしまうのです。
これはなかなか面白い現象かもしれません。
社会人としては「困った人」なのですが、なんとなく許されているような。
これもまた面白い現象だと思います。
世間の感覚とのズレでなければいいのですが。
もうひとつは「すいません」の話。
正確には「すみません」です。これは誰でも知っていることです。
ただし、話し言葉で「すいません」になることはあるでしょう。
そして、何の問題もありません。
ところが、「書く」際に「すいません」と書く人がそこそこいるのです。
文書を作成することを生業とする司法書士の世界の話です。
SNSの普及で、話し言葉と書き言葉の境界が崩れているせいでしょうか?
「どうもすいません」
で人気を博した初代林家三平師匠も草葉の陰で苦笑していらっしゃるかも。