♪ 恋のはじめはいつもどちらかの片想い ♪
これは、中原めいこさんの“Sexy dandy”の歌詞です。
なんと見事に真理を突いているではありませんか。
多くの恋は、どちらかが好意を寄せることから始まります。
最初から両想いというケースは稀でしょう。
想いを寄せられていると感じると、悪い気はしません。
相手の好意を感じれば、こちらも好意的な対応になる。
それが徐々に2人の間の恋愛感情に発展する。
これをさらりと書いた詞です。
ところが、それが通用しづらい人がいるのです。
それは・・・私です(正しくはかつての私)。
好意を寄せられると悪い気はしません。
ですが、相手の女性の接近が急だと逃げたくなるのです。
♪ そうよ私の恋感じたなら
抱きしめていいわ
You’re my sexy dandy
あなたのことなの ♪
このタイプの女性には腰が引けてしまうのがワタクシ。
もちろんsexyでもdandyでもございません。
積極的で男を思い切り振り回しそうなのに、実はそうでもない女性。
そういう人には弱くて、逆に自分の方が強く惹かれてしまったり。
1983年、私が大学1年生のときに発表されたアルバム“mint”を聴き返すと、
青春時代の恋のミステイクをいくつか思い出します。
ねじれた自分のせいで
♪ ラメ入りの恋なの ♪
というチャンスを逃したな・・・とか。
だからといって、やり直すために“あの日にかえりたい”とは思いません。
私自身は、時代を通り過ぎて行くだけ。
何かのきっかけで振り返ることはあっても、それを懐かしいとは思いません。
思い出は自分の中だけで完結です。
その頃の友人と昔語りをしたいとも思わないのです。