福岡県糸島市 司法書士 ブログ

帰ってきた雑草の修羅の群れPARTⅡ

ソメイヨシノが満開になり、雑草もモリモリと伸びてくる春。

これが侵入すると大変!という雑草をいくつか紹介します。

まずは、雑草の宝庫ともいえるイネ科から。

これはヒメコバンソウ Briza minor です

花がみえますが、そのまま果実になって多くの種子をばらまいてくれます。

比較的抜きやすい草です。

でも、増え方が尋常ではないのです。

だから一度蔓延らせると大変なことになります。欧州原産。

次は、アメリカフウロです。

フウロソウ科の外来種。Geranium carolinianum という学名です。

つまり、園芸品種で「ゲラニウム」とされているものの仲間です。

アメリカフウロはしつこい雑草です。

直根なので抜きやすいのですが、結実させると種子を広くまきちらします。

みつけたら即駆除!

これは、トゲミノキツネノボタン

学名は Ranunculus muricatus です。

ラナンキュラスが属名で、園芸店でも人気があるラナンキュラスの仲間。

花びらは造花っぽいテクスチュアです。

これは凄まじい蔓延り方をします。

特に田の畦道や畑の周りでは勢いがあります。

庭に迎え入れると征服されかねない存在。

欧州から西アジアが原産とされます。

最後は、おなじみの植物です。

カラスノエンドウです。

正式和名はヤハズエンドウです。

学名は Vicia sativa subsp. nigra です。

subsp. は亜種を表します。

基亜種はオオヤハズエンドウで、もっとデカいそうです。

一般にはカラスノエンドウとして知られている本種。

しつこく蔓延るだけではなく、マメアブラムシを大量に呼び寄せます。

近縁種のスズメノエンドウにはマメアブラムシがついていないのですが。

アブラムシが大量にやって来ると、そこにはテントウムシが。

そしてヒラタアブの幼虫も。

これらはアブラムシの捕食者です。

でも、捕食者が食べきれない量のアブラムシまみれになるカラスノエンドウ。

結実すると、翌年はもっと多くのカラスノエンドウが・・・

そして、庭は春になるとカラスノエンドウに覆われるようになっていくのです。

みつけたら即駆除!

生え際で分岐して横に茎をいくつか伸ばしています。

この生え際をつまんで、力を込めて抜くと完全に駆除できます。

 

ブログ一覧へ戻る

お電話

メール

ページの先頭へ
Loading...