司法書士の仕事をしていると感じるのです。
定型的な仕事が多いなあ・・・と。
同じパターンの書類を作り続けているわけです。
ハッキリいえば、無資格者でもパターンを覚えるだけで作ることができるでしょう。
決まった箇所に、決まった内容を書き込むことが非常に多いのです。
だから、通り一遍の書類は誰でも作ることができるといえるのです。
ただ、ちょっとした気づきが書類をカスタマイズに向かわせることもあります。
個々の事件の特性に応じて書き加えたり、あるいは工夫したりというケースがあるのです。
これは依頼者等が置かれた状況をしっかり観察できているか、にかかっています。
そこから将来に発生する事態やリスクを想像し、カスタマイズするのです。
コピペで書類を作り続け、同じように報酬をもらう。
これを繰り返していると、楽をすることだけを覚えてしまいます。
裁判所で指摘され、依頼者の目の前で書き直しを命じられる結果になるかもしれません。
法務局から嘲笑される可能性もあります。
「ちょっとした気づき」をどうすれば得られるか?
幅広く、そして深く学ぶしか方法はありません。
「定型的だなあ」と思いつつも、時折「学んでいてよかったな」と思える場面に出会えます。
自分なりの工夫で依頼者にとってベストの内容になった・・・はずだ。
そう感じることができたときに思うのです。
「学びは筋肉同様に裏切らない」
想像力が働くのも日々の学びの結果なので。
★ 家事調停のための申立書の書式
必要事項をあてはめるとできあがってしまいます。 なにをあてはめればいいのかが、ちょっとだけ面倒なだけです。