秋が深まり、木々の果実も色づいています。
自宅兼事務所の隣の公園の果実を撮影してみました。
左はアラカシ。いわゆるドングリの一種です。
右はカリン。こちらは、花梨酒などに加工することもあります。
赤い実はクロガネモチ。
このクロガネモチはクマゼミが好むそうで、夏の朝を騒がしくしてくれる樹。
右はクスノキです。クスノキ科はこういう濃紺の果実のものが多いのです。
ただ、シロダモは赤い果実をつけます。
こちらの赤い実はツルバラの一種です。
ノイバラではなく、園芸品種です。
右はセンダンの果実です。川辺などに多い雑木で、この果実をムクドリが好みます。
最後はシャリンバイ。海岸樹林にも多くみられます。
公園や道路の中央分離帯に植栽されることも多い樹です。
これらの樹が、ある日突然庭に生えてくる。
こういうことがよくあります。特に塀やフェンスに沿った場所に生えます。
なぜか?
それは野鳥の仕業です。
果実を咥えて、塀の上にとまります。
食べた後に種をペッ!
あるいは、種ごと飲み込んで、糞をポタッ!
翌春には元気に発芽し、気づかないとかなり大きくなってしまったりするようです。
特に、クスノキやクロガネモチ、センダンのように大木になるものは要注意。
抜かずに放置すると、高額の費用を要する事態に・・・。
アラカシは鳥がペッ!をやることはないようですが、これも大木になります。
ガマンできるのはせいぜいシャリンバイくらいでしょうか。
バラだったら・・・歓迎される場合があるかもしれません。
でも、バラの種をペッ!する鳥はいないと思います。
枝がトゲだらけでとまれず、果実を食べにくい。
その果実もローズヒップゆえ酸っぱいのです。
カリンは・・・あの実をくわえて飛ぶ鳥などいません。
始祖鳥クラスの大きさがないと無理です。