セミの異常な鳴き方に気づいたら・・・
あたりを探してみてください。
きっと、こういう状況に出くわすはずです。
おそらくオオカマキリでしょう。
我が家のコナラの樹でアブラゼミを捕食しています。
こちらはキマダラカメムシの幼虫(幼生)です。
公園のシラカシの樹での「犯行」を撮影しました。
なお、カマキリも幼生(幼虫)です。期待の若手といったところでしょうか。
セミとカメムシは親戚。
いずれもカメムシ目に分類されます。
アブラゼミはセミ科Graptopsaltria属で、キマダラカメムシはカメムシ科Erthesina属。
セミとカメムシは口の構造が同じです。
これに気づくとお仲間であるということがわかります。
アブラゼミは従来から我が国に分布していました。
国内分布は非常に広く、全土に生息しています。
ただ、最近は都市部で減少気味であることが指摘されています。
一方のキマダラカメムシは外来種。
南方から我が国に侵入し、生息域を広げつつあります。
頻繁に目にするようになったのは、ここ10年くらいでしょうか。
アブラゼミの鳴き声は熱した油が発する音に似ています。
暑い時期に聞くのには不向きで、暑さを強調するような効果があります。
キマダラカメムシは、発する匂いが強烈です。
害虫であるとはいわれていませんが、庭木などに害を与える可能性は大きいです。
だからカマキリさんによる捕食は大歓迎です。