福岡県糸島市 司法書士 ブログ

マニアックな本(その3)

自然科学系のマニアックな本を多数所有するワタクシです。

一方で、法律分野に関しても

「司法書士なのに、そういうのを読むんですか?」

といわれてしまいそうな本をかなり買い込んでいます。

たとえば、こういった本です。

左と中央は実務に使う本ですが、右は論文集。

中央は裁判所書記官のための本ですが、「送達」の重要性を理解するには必須。

訴訟代理人をやっている過程で必要になって買いました。

論文集は仕事に使う気はさらさらありません。

飽くまでも個人的興味で読みました。

これら3冊も個人的興味で読んだ本です。

「捜査の構造」は、刑事訴訟法のオーソリティである故田宮裕教授のもっとも有名な論文集です。

さらに刑事訴訟法分野ではこういう本も好みです。

そして、国法学も私の興味の対象なので、この本を読みました。

また、日本国憲法を考える意味でアメリカ憲法についても読んでいます。

基礎法学に関するものもいくつか挙げてみます。

最初の消費者問題の本を除いては、司法書士の実務には直接結びつきません。

ですが、何度も書いているように「実務書」はおもしろくないのです。

一方で、これらの本はおもしろいのです。

当然のようにおもしろい本を読みたいわけで、こういう本を読み続けています。

おもしろくない実務書に書いてある実務の背景を読み解き、さらに応用するには・・・

こういった幅広い基礎的な読書がかなり役立っていることを実感します。

「基本から考える」

「原理原則に立ち戻って考え直す」

簡単なようで、それを意識している間はなかなかできません。

でも、基礎をしっかり学ぶと自然とできるようになっていました。

それで、今も基礎の勉強をおろそかにしないようにしているのです。

やめるとすぐに錆びつくのは語学力と同じだと思うので。

と書けば、カッコイイでしょうか。

端的にいえば、おもしろいから読んでいるだけなのであります。

ありがたいことに、これらはさほど高くありません。

自然科学とちがい法律学の世界でカラー図版は必要ないからでしょう。

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