3月14日、私が作成した書類が福岡家裁に届きました。
後見開始の審判を求める申立書類です。
そして、24日、なんと審判が出てしまいました。
これには驚きました。
14日は金曜日。
17日の月曜日から21日の金曜日までで家裁の調査が完了しています。
しかも21日木曜日は祝日。
実質4日くらいで審判が出ているのです。
ここまで早いと、ありがたい反面、不安になってしまいます。
でも、この審判が覆ることはありません。
「ちょっと間違っていました」
というようなことはないのです。
本人や親族との面談で十分な調査を行い、報告書で後見開始の要件を満たすことを、
また、後見開始の必要性の高さを十分に伝えることができた―と思うことにしました。
この事前調査と報告書作成については、裁判所書記官や家裁調査官の目を意識しています。
どういう情報を欲しているのか。
裁判官がためらうことなく決裁できるようにするにはどう書くべきか。
このあたりは、会社で決裁者だった経験が役立っているかもしれません。
申立は親族からで、その親族がすでに90歳を超えています。
今回の審判により専門職が支援することになり、安心していただけました。
また、入所施設の管理者からも喜んでいただけました。
私は、審判が出るまでのワンポイントリリーフ。
あとは福祉の専門家(クローザー)に任せます。
ワンポイントリリーフとしての関与の仕方を私は気に入っています。
今後、金銭トラブルなどが発覚すれば私が再登板します。
でも、この件は何も問題がないでしょう。
おそらく80代後半を迎えた被後見人も90代の親族も穏やかにすごすことができるはず。
ささやかな関わりで姿を消すーこのくらいが私にはちょうどいいような気がします。
★ 左が申立書・・・日付は家庭裁判所に送達される日を書いています。
右が審判書・・・非常に短い期間で審判が出ています。裁判官と裁判所書記官には感謝に堪えません。