「クグ」という和名を持つ植物があります。
写真はヒメクグ Kyllinga brevifolia var. leiolepis です。
緑色の丸い果実をつけている植物です。
カヤツリグサ科の一種で、最近増えつつあります。
このヒメクグの特徴は、柑橘系の香りがすること。
なかなか好ましい香りを放ってくれるのです。
そのせいか、駆除する気にはなれないままです。
でも、蔓延る植物のひとつです。
心を鬼にして抜去!
これが正解なのでしょう。
今のところ我が家の庭には侵入していません。
一方、ピンクの花をつけているのはヒメツルソバ Persicaria capitata 。
園芸植物として「ペルシカリア」というような名称で売られています。
この「ペルシカリア」は属名。
タデ科の植物で、ご覧のとおり可愛い花をつけるのです。
が、これもまた蔓延る植物なのです。
庭に植えると覆われてしまいます。
逸出した結果、道路脇や空き地にもかなり生えています。
我が家の庭には突然侵入しました。
駆除しても、いつの間にか生えてきます。
花がかわいい、葉がおもしろい。
たしかに園芸品としての美点を具えているのです。
でも、雑草同様の繁殖力を発揮します。
いずれは庭の厄介者になるのです。
みつけたら駆除するのが賢明でしょう。