春になり、冬の間は地上部が枯れる植物の芽が出始めています。
鉢植えで株を大きくしている最中のギボウシが芽を出しました。
晩秋には地上部が枯れ、冬は球根だけで過ごすギボウシ。
園芸をたしなむ人に好まれる植物です。
かつて、水戸市に住んでいた頃のことでした。
私と妻は福島県南部の町を訪れていました。
美しい落葉樹の樹林の辺縁にギボウシがありました。
ノウサギやシカに出会うような林道でした。
このことを妻は憶えていません。
当時、妻はさほど植物に強い関心がありませんでした。
今になって悔しがっています。
その頃から20年を経て、妻は植物の学名を普通に口にするようになりました。
ギボウシがHosta属であることも今は知っています。
今の妻にとって、そういう風景は是非とも味わいたいものなのです。
惜しいことをしたものです。
でも、二度とみることができない性質の風景ではありません。
また機会があるでしょう。
なお、ギボウシの新芽は天婦羅にしても美味です。
いくら食いしん坊の私でも、鉢植えのギボウシの新芽を食べることはしません。