すっかり普通に使われるようになった表現「めっちゃ」。
もともとは関西で使われていました。
「めっちゃ好きやねん」
というような形で。
いつの間にか標準語の表現になっています。
ニュース番組での一般市民へのインタビューでも
「めっちゃ」
プロ野球中継におけるヒーローインタビューでも
「めっちゃ」
完全に定着しているようです。
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「やばい」はもともとやくざ用語でしたが、「市民権」を得ました。
誰もが「やばい」を口にします。
ほんらいは「まずいことになった」「危険だ」という意味。
今や「すごく旨い(めっちゃ旨い)」などの良い意味で使われています。
この先「めっちゃ」はどういう使われ方をするのでしょう?
私にとっては、学生時代に京都に住むまで知らなかった「めっちゃ」。
これが日本全国津々浦々に広まった理由を知りたいものです。
おそらくは、使い勝手の良さくらいの理由しかないだろうと思います。
こういう言葉は今後も増えていくのでしょうか?
性的な言葉でも、これを使えば気軽に口にすることができるというものがあります。
男女間で「今晩はへっぺでもすっか」というような感じで。
「へっぺ」は北海道の方言です。
これを標準語で書くと「今晩はセックスでもするか」です。
前者であれば、軽いノリで口にできるような気がします。
「へっぺ」といわれて「セクハラ!」と声を上げる人はいないかもしれません。
「ぷっ」と笑って許されるのではないか。
言葉狩りが横行する世の中では、性的な言葉こそ軽い言い換えが必要かもしれません。
コンプライアンスをめっちゃ窮屈に感じる身としては、こういう言葉に市民権を得てほしいのです。