司法書士試験合格で使った本は・・・
「★ートマ」「◆マジック」「リア●スティック」「デュープ■セス」
こういう名称の予備校本が挙がることがほとんどです。
そして、それで合格できてしまうのが司法書士試験でもあるのです。
合格後に買う本は・・・実務書やマニュアル本ばかり。
結局、しっかり考えながら読まなければならない「ちゃんとした本」を読まない。
こういう人は結構いるようです。
そうすると何が起きるか?
常にマニュアル本が手元にないと不安で、自分で考えたことに自信を持てない。
マニュアル本に書かれていないと対応できない。
自分なりに考えることをしない。
こういう感じになってしまうのです。
結果は、コピペによる書類作成マシンのセンセイです。
やはり考えながら読む本の重要性は今も昔も変わらないと思うのです。
でも、いきなり分厚い本に手を出すのは無理っぽい。
こういう人には日本評論社の「日評ベーシック」のシリーズがおススメです。
とにかく薄い!
内容は骨しかない・・・とはいえ骨はしっかりあるのです。
肉付けは後日で十分。
まずは骨の部分をしっかり読むとすれば、このシリーズは使える本です。
私も法改正から間もない頃に、このシリーズの「債権総論」を読みました。
債権総論でたった259頁(中田先生の本だと本文だけで724頁)。
民事訴訟法で256頁、会社法にいたっては228頁しかありません。
すぐに読めます。何度も読み返せます。
「ちゃんとした本」への足がかりには日評ベーシックが最適ではないかと思っています。
それでもこの種の学者が書いた本に壁を感じる人はいるのですが。