大阪司法書士会ポスター事件

自分がそういう指摘を受けたら「あ，そう，おつかれさん」で済ませます。

しかし，大阪司法書士会は敏感に反応したようです。

私は今も髪の毛が薄くなることはないのですが，仮に薄くなり始めたら剃髪します。

そして「オレ，ハゲ―！」とネタにして楽しんでもらうつもりです。

なにかといえばクレーム

最近はなにかといえばクレームを申し立てる傾向がとみに強まっています。

森元首相の発言などは，マスコミが得意の切り取り報道により，「森叩き」を煽りました。

結果は集団いじめの様相を呈し，森元首相はボランティアで務めていた役職を辞することとなりました。

ガンと闘いながら無償で五輪大会のために力を尽くしてきた人のクビをとって喜ぶ。歪んでいます。

以前にはザ・ドリフターズの「８時だよ！全員集合」に小人プロレスのレスラーが出演し，コミカルな演技で

お客さんや視聴者を楽しませていましたが，「障害者をいじめている」というような指摘があり，

彼らは出演できなくなりました。善意のつもりかもしれませんが，彼らはギャラを得る機会を失い，

小人プロレスをメジャーにできず非常にに残念がっていたそうです。

私は「障害者」と書きましたが，これを「障がい者」と書け，という指摘を受けるかもしれません。

日本語として「障害者」という表記があり，それが障害者を貶める意味ではない以上，

私はおかしな気遣いをする気はまったくありません。

ご指摘をくださる方には「あ，そう，おつかれさん」と事前に書いておきましょう。

「小人プロレス」もその後「ミゼットプロレス」と言い換えるようになりました。

この件でもご指摘くださる方がいらっしゃるかもしれません。

ちなみに天草海坊主さんなどのレスラーは「小人プロレス」と自ら言っていましたので，

それを尊重し，ミゼットプロレスとは書きませんでした。

どちらが正しいでしょうか？

忖度

だからといって，私はいかなる表現も無制限に許されるとは思いません。

傷つく可能性がある人たちへの忖度も必要だと思っています。

問題は，傷つける意図がないものまでを，そういう意図を含むかのように騒ぐ人が多いことです。

今回の山本アナを起用したポスターはユーモアの範疇です。

ところで，上記の「忖度」は我が国らしさに溢れるもので，日本人なら身につけておくべきでしょう。

しかし，最近はまるで悪いことであるかのようにいわれています。

他人を慮ることを意味する言葉に悪のイメージがある。

これもまたマスコミの罪で，「忖度」という言葉がもつ本来の意味を十分に伝えず，

あたかもよくないことであるかのように報じた結果，「忖度＝悪」の印象が根付き始めているのです。

クレーム社会になった原因

そのマスコミこそクレーム社会を作った犯人といっていいでしょう。

とにかく何かを叩く，叩くように煽る，そういう報道姿勢が目立つのが最近のニュース番組や

ニュース番組を気どるショー番組です。正義面をした「キャスター」なる人々が眉根にシワを寄せ

非難めいた言葉を連ねる。具体的な指摘なく「問題がある」「おかしい」とまくし立てる。

こういうおバカ番組が，クレームを申し立てることは正義の行いであるかのような誤解を生んているようです。

そのクレームたるや上記のキャスター様同様に根拠を伴わなかったり，牽強付会のものが目立ちます。

その結果，マスコミ報道やクレームを気にするあまり，表現の萎縮が顕著になっています。

今後は検閲に賛成するような声が出るかもしれないと危惧するところです。

マスコミ報道に踊らされるのはそろそろやめにできないかな，と思う今日この頃です。

今回の件で大阪司法書士会は気にしすぎです。

そんなん気にしてたらストレスでハゲまっせ～。