随分前にテレビでヒッチコック作品「引き裂かれたカーテン」が放映された後のこと。
「あなたって主人公の俳優に似ているわね」
と、女性2人からいわれたことがあります。
これは喜んでいいことなのでしょう。
だってポール・ニューマンに似ているといわれたのですから。
★ 左は「引き裂かれたカーテン」のポール・ニューマンとジュリー・アンドリュース
★ 右は「スティング」のポール・ニューマン
でも、実をいうと天下の二枚目俳優に似ているといわれた私の気持ちは微妙でした。
その後、「スティング」が放映された後も
「やはり似ているわ」
と女性にいわれています。この人は上記の2人のうちの1人でした。
このときは別の女性からもいわれました。
どうせなら共演者のロバート・ショーに似ていればいいのに、と思いました。
ポール・ニューマンは好みの俳優ではあります。
けれども、顔立ちがきれいすぎるのです。
無論、私はポール・ニューマンには似ていません。
似ているとすれば、額が広いことくらいでしょう。
雰囲気だけでもロバート・ショーやアーネスト・ボーグナインに似ているといわれたいタイプ。
年齢を重ねて白髪が多くなってからは、眉だけは黒く保ちたいと思っています。
そうすれば、リー・マーヴィンのような雰囲気になるかもしれない。
ヘンな期待をしているのです。
*記事のタイトル「あなたに似た人」はロアルド・ダールの短編集から拝借しました。
この短編集は名作揃いで、新訳も出ています(早川書房)。