たまにやる不動産売買取引の立会業務。
その際に、関係者からおいしいコーンを頂戴しました。
コーンは、実りの時季を迎えています。
畑のコーンを守るため、家庭菜園を楽しむ人々は工夫します。
近所のSさんはネットで畑を覆ったりするそうです。
「去年はカラスがひっかかっとったよ」
にこやかに語るSさん。
「そのカラスはどうなりましたか?」
「埋めた」
笑顔でサラリと答えるSさんですが、その笑顔が却って禍々しさを感じさせます。
以前はアライグマを捕獲したSさん。
「処分する」
そのときも笑顔で言い放ちました。
畑を守る強い決意を笑顔の下に隠しているようです。
収穫のためには非情でなければならない。
農業を仕事として選ぶ人たちもまた同じなのでしょう。
専業農家が持つのは「非情のライセンス」かもしれません。