石破茂首相の施政方針演説で登場した「楽しい日本」。
楽しい・・・これは人それぞれでしょう。
誰もが楽しいということは難しいのです。
このキャッチフレーズめいたものを聴いて思い出したことがあります。
それは、あのキャバレーのコマーシャル。
一時期はよく耳にしたCMでした。
既にお店はすべて閉店したそうです。
楽しく愉快だと思う人が減っていったのかもしれません。
石破内閣については、私は愉快さを感じません。
岩屋外相が年の瀬に隣国を訪問。
突如としてビザ発給要件の緩和を表明しました。
なぜ、隣国との関係改善に前のめりになるのでしょう。
領土問題については今も緊張が継続しています。
最前線にいる自衛官や海上保安官はこれをどう感じたか?
いまだに原発の処理水を「汚染水」呼ばわりして我が国の名誉を貶めている国。
福島県をはじめとする被災地の方々の心情はいかばかりか。
外務省がやらかしたーそう思ったら違ったようです。
ある事務次官経験者は
「年末に慌てて訪問することも、外交カードを切ることも『よし』とはしない。
外務省もそこまでバカじゃない」
とコメントしています。
首相・外相のスタンドプレーだったのでしょう。
このような外交が続くのかと思うと、やりきれません。
単に政敵だった安倍元首相の外交を否定したいだけなのか?
このままでは安倍内閣の遺産を食いつぶすどころか多重債務を負いかねません。
将来は「楽しい日本」どころか「隣国に支配される日本」になるのではないか?
石破内閣が成立した時点から心配でした。
その心配が現実のものとなりつつあるようで、恐怖感を覚えます。