福岡県糸島市 司法書士 ブログ

因果応報

今から30年以上前のことです。

ある有名な教授(以下A教授)が本を出版しました。

これは学生を名宛人にした教科書です。

これについてB教授が、ある雑誌の巻頭言で非難の言葉を浴びせました。

まず、私はそういう「暴挙」に出たB教授に驚きました。

批判をするのであれば、論文の中で。

これが常識です。

雑誌の巻頭言で非難の言葉を羅列するのは正当なやり方ではありません。

 

さらに驚いたのは、B教授のそういう原稿を掲載した雑誌社の編集方針に対して。

不適切な内容であれば、取下げを求めるなどしないのか?

巻頭言は依頼原稿であり、依頼されたB教授も十分に有名な方。

「これはダメ」

とはいえなかったのだろうと推察します。

 

私もある雑誌の巻頭言を依頼されたことがあります。

そのときも、特に修正依頼などはなく、そのまま掲載されました。

毒にも薬にもならない内容ゆえだとは思います。

尤も、依頼原稿に対する校正等が甘いことは、別の原稿でも経験しました。

その際には、自主的に表現を訂正したり、誤ったデータを入れ替えたりしました。

 

B教授の原稿は、A教授の本の内容をくどくどと非難しA教授の知識レベルをこきおろす内容。

これでも雑誌社の編集者はOKしてしまったのです。

巻頭言に相応しいとは思えませんでした。

ちなみに、その雑誌の巻頭言はA教授も執筆したことがありました。

雑誌社はA教授に対し

「実はB教授が・・・」

と事前に断りを入れたことは想像に難くありません。

 

時がたち、B教授は大学を退職。

その後にある士業に転身しました。

そして、懲戒処分を受けています(結果的に士業を廃業)。

A教授を根拠なく非難したB教授は自身の所業を顧みることができなかった。

私は、「因果応報」のように感じたのでした。

B教授の研究業績には素晴らしいものがあります。

でも、ご自身のやったことのせいで、今はそれを正当に評価されていないような印象。

もったいないな、と思います。

 上記の「A教授の本」はこの本ではありません。

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