自宅兼事務所の隣にある公園のサツキの中からニョッキリ。
これはタカサゴユリ Lillium formosanum です。
種名 formosanum から明らかなように台湾の植物です。
もともとは園芸品種として移入されました。
例によって逸出し、近年は大繁殖中です。
たとえば、八木山バイパス沿いには非常に多くみられます。
我が家の周辺でも非常に多くなっています。
観賞価値があるためか、勝手に生えてもそのままにするお宅も少なくありません。
その翌年はさらに増えていますが、喜ばれているのか?
あるいは、お庭の状況にあまり関心がないのか?
このあたりはよくわかりません。
花期は野生種のオニユリよりやや遅いようです。
オレンジ色のオニユリの花が終わった頃から本種が咲き始めます。
ユリ特有の芳香があります。
見た目がまずまずで、香りもなかなか。
たしかに駆除されにくいのでしょう。
蔓延り方もさほどひどくありません。