ゴマダラカミキリ Anoplophora malasiaca はポピュラーなカミキリムシです。
目立つうえに個体数も多いので、人目につきます。
子供たちも捕獲しやすいカミキリムシとして、この種をよく知っています。
親しまれているカミキリムシといえるかもしれません。
一方で、園芸をたしなむ人にとっては仇敵です。
特にバラとミカンの仲間を食害します。
幹の低い位置に成虫が産卵。
幼虫は樹幹部を食害しながら、最終的には根元を食い荒らします。
テッポウムシという俗称で呼ばれるのが、ゴマダラカミキリの幼虫です。
植物にとっては、きわめて兇悪な存在といえるでしょう。
似た種としてツヤハダゴマダラカミキリ Anoplophora glabripennis が存在します。
こちらは外来種。
世界の侵略的外来種ワースト100に選ばれた正真正銘の兇悪な種。
現時点で福岡県内では記録がないようです。
アキニレを好んで食害するようです。
アキニレは糸島市内に・・・かなり多いです。
ゴマダラカミキリとの区別は慣れれば容易です。
今は、とりあえずゴマダラカミキリらしき虫を見つけたら駆除。
これが正解でしょう。