我が家には、通常のご家庭には置いていない変わった本がかなりあります。
まあ、法律書もそういう類なのですが、自然科学に関する本が多いのです。
たとえば、次のような本です。これは最近買いました。
文一総合出版から出た「ハエハンドブック」です。
ハエ、アブ、カなどが、かなり網羅的に写真で紹介されています。
また、あまり知らなかった特異な生態に関する解説も読めます。
ほかにもこのシリーズを何冊も買っています。
単純に「昆虫図鑑」や「植物図鑑」ではなく、対象を絞り込んだ編集が面白いのです。
樹皮に関するハンドブックは、冬の落葉樹同定に役立ちます。
ヤナギに興味を持った理由は2つ。
1つは、コムラサキという美しい蝶の食樹だから深く知りたいという動機。
もう1つは、河川敷の自然の変遷に興味があるからというもの。
私が初めて特定の対象に絞った図鑑を買ったのは、スミレに関するものでした。
スミレについて深く調べる気になったのは、ヒョウモン類(蝶です)の調査のため。
日本に生息する大型のヒョウモン類はスミレ各種を食べています。
パルナシウスというのは、ウスバシロチョウ属のこと。
これは、その生態に対する興味から買いました。
台湾の蝶の図鑑は、日本に飛来する台湾の蝶の調査のために買っています。
既に感じられたかもしれませんが、私はちょっとした興味からすぐに本を買ってしまいます。
まさに、「湯水の如く」(昨年4月の記事)おカネを使ってしまうのでした。
文一総合出版のハンドブックシリーズは廉価で内容が充実しています。
ここに掲げた他の図鑑もさほど高価ではありません。
けれども買い込む数が多いだけに、費用がかかるのです。
そして、私は数万円の図鑑もかなり買い込んでいます。
通帳残高をみてため息をつかざるを得ないことには理由があるのございます。