最近はナチュラリスティックガーデンが主流になってきました。
そのせいか、園芸店でもグラス類が多くみられるようになっています。
グラス類の多くはイネ科です。
もちろんカヤツリグサ科や中にはサトイモ科に属するものもあります。
そういうグラス類の中で人気が出ているのが、これ。
ミューレンベルギア・カピラリスという商品名で売られています。
この商品名は、植物の学名そのものです。
ラテン語では Muhlenbergia capillaris です。
Muhlenbergia属は日本語ではネズミガヤ属。
我が国でよく目にするのは、ネズミガヤ Muhkenbergia japonica でしょうか。
珍しくはありません。
そのグループの種 capillaris を園芸植物に仕立てたものが人気を得ています。
最初は小さな株ですが、宿根草ゆえ年々大きな株に。
見応えのある花穂を鑑賞できます。
私の自宅兼事務所の庭に、隣の公園に、そしてご近所さんの庭に。
よその地域のお宅でも庭に植えているのをよく目にするようになりました。
自然な感じの庭を作る際にはグラス類は必須かもしれません。
チカラシバPennisetum alopecuroides の園芸品種もあります。
属名を商品名にしており、ペニセタムとして売られています。
野生のものと違い、赤い穂が美しい園芸植物。
穂が赤いせいか、「紅セタム」と書いた札をつけた店も。