福岡県糸島市 司法書士 ブログ

示談屋さんのご挨拶

1990年、私が25歳のときでした。

勤務先の損保会社に「示談屋」さんがやってきました。

私とは過去に何度も交渉(抗争)してきた人であり、決して良好な関係ではありません。

私を訪ねてきたのですが、傍らに中年男性が1人。

「高橋さん、いつもお世話になりまして」

「いや、こちらこそ」と心にもない返事をすると、

「こちらは●●さんです」

「こんにちは」と挨拶を●●さんとかわします。

「高橋さん、この●●さんも、今後、示談の方で頑張ろうとおもっているんです。

どうかご指導を宜しくお願いします」

と示談屋さん。

「示談の方で頑張」る?

(それは、つまり損保会社から保険金をふんだくるという意味ですよね?)

で、私が指導する?

(敵に塩を送る馬鹿がどこにおるか!)

●●さんが「よろしくお願いします!」と元気よくあいさつします。

その当時は、こういう珍客がやってくることはしばしばでした。

出所間もないシャブ中とか、街宣車に乗った右翼のおじさん等々。

その後、●●さんからは電話でいろいろな質問を受けました。

後遺障害に該当するかしないかなど私が回答するわけいはいかないものまで。

そのたびに私は丁寧に「ご指導」いたしました。

●●さんが「示談の方で頑張」った結果はどうなったかはわかりません。

私は翌年に転勤してしまいましたので。

 「軒下三寸借り受けましてごあいさつ申し上げます。

  手前、姓は車です名は寅次郎です」

  姓名の名乗りはこのように続けて行います。

  「姓は車です。名は寅次郎です。」ではダメ。

  テキヤである寅さん。

  西日本ではテキヤはやくざではないことになっています。

  東日本ではテキヤはやくざです。

  寅さんシリーズは松竹が作ったやくざ映画です。

 

ブログ一覧へ戻る

お電話

メール

ページの先頭へ
Loading...