NHKの地上波で深夜に「ザ・商社」が再放送されました。
私は、は初放送をみており、今回の放送はそれ以来。42年ぶりです。
1980年、NHKなのに夏目雅子さんのバストトップが露になるシーンがあり、
ギョッとしたのを覚えています。
当時の民放の2時間ドラマでは、必要以上にヌードシーンを盛り込んでいました。
時代劇スペシャルでは、着物の帯を解かれて裸に・・・というシーンなど。
つまり、視聴者は女優さんのヌードを見慣れている時代ではあったのです。
しかし、NHKでそういうシーンを放送するとは思いもよらず、ギョッとしてしまったのです。
このシーンは「サービス」ではなく、その役柄を演じる上では必要なものでした。
山崎努さん、夏目雅子さん、そして先代の片岡仁左衛門さんに佐藤慶さん、山内明さん。
中村珠緒さんに水沢アキさん、茂山千五郎さん。
老若様々な個性豊かなキャストの演技は説得力に満ち、皆堂々としています。
古いドラマをみると、今のドラマの軽さをどうしても感じてしまうのでした。
この作品は安宅産業の倒産を描いています。
それをモチーフに、日系二世の主人公が追い求めた
「日本人としてのアイデンティティ」
をからめた重厚な作品です。