写真の蝶はウラギンシジミ Curetis acuta です。
メスの個体です。
雌雄の区別は容易で、メスは翅の表の斑紋が灰色。
オスは赤色です。
この時期は第1化の個体がみられます。
晩秋になると多くの個体を目にするのは、成虫越冬の種ならでは。
多くの成虫で越冬チャレンジをしないと、死滅する個体も多いからです。
特徴は、和名のとおりに翅の裏面が銀色である点。
この蝶が飛び回るとチラチラと銀色の裏面がみえて非常に美しいのです。
幼虫はマメ科の花を食べます。特にクズやフジあるいはヤマフジの花が好きです・
ナツフジでも幼虫がよくみつかりますが、この辺でナツフジをみかけません。
幼虫も非常に特徴的な形態で、頭部はカバに角が生えたような感じです。
「ウシみたい」という感想を述べたお子さんもいらっしゃいました。