先日の国会で、旧統一教会との密接な関係が取りざたされる山際大臣(当時)に対し、
「統一教会の信者かどうか答えよ」
と質問した立憲民主党の議員がいます。
この報道を耳にしたときは呆れかえってしまいました。
護憲を標榜しながら、現行憲法が保障する基本的人権を無視しているのですから。
自分たちが絶対的な存在としたい現行憲法に唾するようなことをよくやったものです。
★ 勇気ある質問をした打越議員
最近は、野党議員から「モリカケサクラ」の話が出なくなりました。
安倍元首相が亡くなってしまったからでしょう。
でも、本当に「問題があった」のであれば野党は追及するはずです。
しないのは、これらの話が問題のあるレベルではなかったことを証明しているからか。
安倍タタキのために騒いだーこれが実態なのでしょう。
叩く相手がいなくなった途端に忘れてしまったかのように、なにもいわなくなりました。
こういった野党の姿勢を見過ごすほど有権者は甘くないでしょう。
毎回の選挙で与党が勝つのは「敵失のおかげ」のように報じられます。
しかし、ついついやってしまったエラーではないように思われます。
野党そのものの存在がエラーのようにみられてはいないか?
報道機関が発表する支持率など、印象調査のレベルでしかありません。
でも、その支持率調査でさえ野党の印象は上がっていません。
ハッキリ書けば印象が悪いままで経過しています。
英国では与党保守党の支持率が低迷し、次回の総選挙では労働党が政権を奪回しそうです。
米国でもバイデン大統領の支持率は低く、次回は共和党の大統領になるかもしれません。
我が国はたぶん無風でしょう。
そういう意味では、中国同様に一党独裁に近い政治体制であることに笑ってしまいます。
とはいえ自民党が好き放題にやっているわけではありません。
我が国に成熟した民主主義が育っている証拠でしょう。
まずは、野党議員の諸氏は憲法のお勉強から始めるべきです。
民主主義がどういうものか? 民主主義と自由主義との関係は?
せめてこのくらいは知っておかないと。
特に安倍元首相が「芦部信喜」の名を知らなかったといって鬼の首をとったように喜んだ議員さん。
その際に芦部教授の「憲法」(岩波書店)を読んではいけません。
初心者如きが読みこなせるレベルのやさしい本ではないので。