「ヒーローもの」だけに男ばかりが主人公。
わからなくもありませんが、最近の女性管理職の割合云々の話題とか、
あるいはLGBTの問題を考えると・・・
たとえば仮面ライダーでも女性が登場してもよさそうなもの。
でも、それはありません。
例外的に「仮面ライダーストロンガー」に
「電波人間タックル」
なる女性の正義の味方が登場しますが、弱かったようです。
ちなみにストロンガーを演じた荒木しげるさんは63歳で亡くなりました。
タックル役の岡田京子さんに至っては28歳の若さで亡くなっています。
戦隊ものと呼ばれる複数の正義の味方が登場する場合もそうです。
女性は1人が定番。たとえば、ゴレンジャーに登場するモモレンジャー。
私の記憶では「超電子バイオマン」だけは女性2名でした。
なんとなく作り手の遊び心かな?と思いました。
私の解釈に関する説明は、不適切な表現にならざるを得ないのでやめておきます。
以上のように、なぜか女性の「ヒーロー」は稀なのです。
こういう時代ですので、女性のヒーローものをやってはどうでしょう?
戦隊ものでも4人は女性で、パシリの男性が1人いるというのもよさそうです。
しかも、一番弱くて、悪の組織に捕まってメンバーに迷惑をかけたり最初にやられてしまう役。
さらに発展させて、「仮面ライダーLGBT」はどうでしょうか?
週替わりで4人がそれぞれ主役を張って悪の差別組織と戦うのです。
時代の空気に合うと思うのですが・・・
こういった企画が出ないのか通らないのかはわかりません。
けれども、社会の意識を反映しやすいテレビでさえこの次元。
外で戦うのは男性の役割という伝統的な意識に変化が生じていないように思います。
私は、そういう意識の変化は自然に任せるべきだと思います。
でも、テレビ番組の作り手が、
「自分たちは社会を先導する役割を担っている!」
というご立派な職業観をお持ちなら、女性ヒーローやLGBTヒーローの番組を作ればいいのです。
なぜやらないのでしょう?
先例がないことをやりたがらないのは、官の世界と同じなのでしょうか?
ちなみに、私は「仮面ライダー」シリーズは“V3”以降を視聴していません。
戦隊ものに至っては1作もみていません。
その種の番組に早い段階で飽きてしまったからです。
新機軸の番組が制作されたら・・・みるかもしれません。
★ 「仮面ライダー」ではこの2人の活躍が素晴らしかったと思います。
右は私の郷里の先輩である天本英世さん as 死神博士、
そして左は東映映画でも大活躍だった潮健児さん as 地獄大使