福岡県糸島市 司法書士 ブログ

本質は運転免許試験

ある人に

「司法書士試験の問題は超難問ばかりでしょう?」

といわれました。

それに対して私が言ったのは・・・

「あれは、本質は運転免許試験と変わらんよ」

暴言のように思ってくれたらしく、笑ってもらえました。

が、私はいたってマジメに答えたつもりです。

 

前々から書いているように、この試験は

「知っているかどうか」

だけで合否が決まる試験です。

おまけに、合格すると「更新」が不要です。

この点は運転免許試験よりもサービスがいいと思います。

そして、勉強していると気づくのです。

どの問題も難問ではないことに。

単に知っているかどうかだけ。

細かく細かく重箱の隅をつつくような出題もみられます。

だから「難しい」印象が強いのです。

しかし、知っていれば解答可能。

その範囲が広すぎるくらいに広いのが困りものの試験。

だから出題に知識が追い付かない。

この辺が司法書士試験の実像のような気がします。

だから、難しさに苦しむタイプの試験ではありません。

量が多いだけ。ハイレベルな質までは求められていないのが実態です。

 

単に知っているかどうかだけを試すことでOKなのか?

見直さないと・・・個人的には思っているのです。

 

更新制度がない一生ものの資格。

これも見直した方がいいのかもしれません。

10年目で一度試験を行い、あるレベル以上の点数だったら次の更新は20年後、

かつゴールド司法書士になることができる。

更新不合格者には一定時間の研修受講を義務付け、翌年に再試験。

再試験合格までは「仮免許」扱いです。

書類作成マシンやコピペセンセイにとっては困りものの話かもしれません。

でも、中間チェックは普通にあっていいと思うのです。

質の維持は重要です。

弁護士や弁理士にも更新制度を考えた方がよさそうな・・・

 映画「ザ・ドライバー」イザベル・アジャ―ニ

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