夕刊紙「新大阪」をご存じでしょうか?
既に廃刊となってしまったのですが、凄まじい新聞でした。
雲仙普賢岳噴火のときのキャプションは
「島原を救え!」
と大きく書いてあるのですが、横に「山口組募金活動開始」とありました。
演歌歌手の矢吹健さんについては、
「矢吹健生コン詰め」
という非常に大きなキャプションが出ました。
内容は、
「かつてヒット曲を出したものの、最近は姿をみなくなった矢吹健。
借金を返せずに、生コン詰めにされて海に沈められたという噂もある」
というもので、そういう噂もあるくらいに姿をみないというだけの報道。
とにかく笑える新聞だったのです。
中心は山口組をメインにしたヤクザの抗争記事でしたが、どこか微笑ましい新聞。
それが新大阪でした。
九州勤務の時代には、大阪に出張すると、お土産に「新大阪」という時期がありました。
同じような新聞としては、東京に内外タイムスがありましたが、これも廃刊になりました。
こういう読んでも価値がないような情報を堂々と提供し、ついつい買う人がいるような新聞。
罪はありません。
寧ろ、疲れて帰路につくビジネスマンを楽しませる立派な夕刊紙というべきでしょう。
自らサンゴに傷をつけておいて日本の国民性を謗ったり、虚偽の慰安婦報道に携わった記者に、
与太記事執筆に専念し、世間を笑わせた新大阪の記者の爪の垢を煎じて飲ませたいくらいです。