昨年4月26日、ピアニストの和泉宏隆さんが急逝されました。
発表されたのは28日。
ショックが大きすぎて、立ち直れない気分のまま、翌日に実母が死去。
これでバタバタと忙しくなったおかげで和泉ショックが少しやわらぎました。
和泉さんが遺した名曲に名演。
生で聴くことはもうかないません。
それを想うと今もつらくなってしまうのですが、もう1年経ったのです。
そろそろ和泉さんの曲を聴いて、和泉さんを偲ぶ。
亡くなったことを現実として受け止める。
そうしようと思いました。
ちょうどDVDが発売されたので、それを使って「和泉宏隆追悼花会」をやることに。
~死が永遠の別れを意味するものであるとすれば、
さよならは、「ひとときの別れ」。
さよならを言うことは、相手の人生から少しのあいだ「消える」、
つまり少しのあいだ「死ぬ」ことだ~
レイモンド・チャンドラーはこう書いています。
でも、さよならが永遠の別れを意味することも当然あるのです。
和泉さんはもう帰って来ません。
Farewell my favorite pianist
★ タイトルは和泉さんの名曲「宝島」にちなみます。
「宝島」は THE SQUARE のアルバム“S・P・O・R・T・S”に収録されています。
それ以降、様々なベストアルバムやコンピレーションアルバムにも収録され、
吹奏楽演奏の定番曲として今も親しまれています。
★ 本文中の「追悼花会」というのは、極道が(出入りで)死んだ極道を偲んで開く博打の会です。
和泉さんは紛れもない音楽の道を極めた人でした。
ハンパ者のワタクシが「花会」など不敬なのですが。