先日の「本日快晴!」という記事で、青空に哀しさを感じたと書きました。
そう、悲しいほど・・・という晴れがあるのです。
「悲しいほどお天気」というユーミンのアルバムは、タイトルがそのものズバリです。
アルバムタイトルになっている曲の歌詞に登場する絵はなんとなく想像できるくらいです。
でも、悲しいほどの青空の存在は確実にわかります。
これは、本当に存在します。
このアルバムには特徴があります。
それは、タイトル曲をはじめとして、私小説的な詞が多いこと。
その中の「丘の上の光」は抒情的なメロディと詞が一体となっています。
この曲の良さは・・・私はクィーカの音が雰囲気づくりに大きく貢献している点だと思います。
時にラテンアレンジが楽しめるのもユーミンの作品のよいところです。
私が一番好きな曲は「影になって」です。
1970年代終わりの作品としてはかなり斬新な曲だと思います。
さて、このアルバムはわりと地味な印象なのです。
最も有名な曲は“Destiny”でしょうか。
「運命」という意味ですが、よくよく思い出すと「運命」を意味する英単語はいくつか存在します。
“doom”はロス・マクドナルドの「運命」の原題“The Doomsters”で知った単語でした。
良い運命ではなく悪い運命の意味に使われます。
“fate”も同じです。悪い運命を意味します。
“fortune”はラッキーな運命の意味です。
AKB48のヒット曲にもこの言葉を使ったものがありました。
フランス語やドイツ語にも複数の「運命」が存在します。
これはキリスト教の国ゆえなのか?
ある日、車の運転中にCDを聴きながら、こんなことを考えていました。
ちなみに、愛用の雪駄がボロになったので、この日は安いサンダルを履きました。
★ “Destiny”が主題歌に使われた
「季節はずれの海岸物語」
単発ドラマで14本が作られました。
いつも失恋する鶴太郎さんを優しく見守る可愛かずみさん。
最後に二人は結ばれます。
共演の田代まさしさんの不祥事で再放送もDVD化もされていません。
作品には罪はないし、みたくない人はみなければいい。
田代さんは罪を償って社会復帰したのだから、もっと温かく受け容れてあげるべきです。