街のウワサというのは、しばしば真実を捻じ曲げるもの。
こう思わざるを得ない話を耳にしたことがあります。
ある酒乱の司法書士さんがいて、依頼者を待たせて漫画雑誌を読んでいたり、
あるいは、いきなり怒鳴り始め、相手に正座を強要したりしたというのです。
その先生は既に亡くなっており、ご本人は弁明ができません。
ご本人に対して本当かどうかの確かめようがないわけです。
「酒の飲みすぎで死んだ」という話になっていますが・・・
私が徐々に知ることができた実像とはかけ離れています。
成年後見業務に熱心で、非常にお優しい方だったらしいのです。
お酒が好きだったのは本当のようです。
どうして、冒頭のような悪意に満ちたウワサが流れるのか?
答えは簡単です。
その先生を快く思っていなかった誰かがウワサを流したのでしょう。
それにしても・・・
いずれはバレるようなウソなのに、どうしてデマを流すのか?
既に亡くなった方です。
その人の幻影に怯えてでもいるのでしょうか?
あるいは、大嫌いで今も恨み続けていたりするのか?
だとしたら、なかなか大変です。恨み続けるパワーたるやおそるべし。
最近、私の耳に入ってくるのは、その亡くなった先生が素晴らしい方だったという話ばかりです。
というわけで、噂を軽々に信じてはいけないという話でした。
なお、あなたに誰かの噂を吹き込む人は、きっとあなたの悪い噂を流しています。
ご注意を。
★ “I Heard A Rumour”の大ヒットで知られるBananarama
★ タイトルはロス・トーマスの名作「女刑事の死」にあやかりました。
ロス・トーマスの小説はほとんどが絶版ですが、面白いものが多いのです。