ユーミンの曲に「わき役でいいから」という作品があります。
♪ Remember me
ときには 思い出して
夢の中のわき役でいいから ♪
破れた恋の思い出を歌っているのですが,さてさて,女性の本心でしょうか?
前にも述べたことがありますが,女性にとっては恋愛の思い出は
「上書き保存」
のように感じています。
ふられた男性に対して「ときには思い出して」とは思わないような気がするのです。
一方で,リアルタイムでは「わき役でいいから」とは絶対になりません。
ヒロインでなければならないはずです。
それが思い出になった途端に「わき役でいいから」となるとは思えません。
歌詞のストーリーとしてはいい感じなのですが,リアルな恋愛を考えると・・・
それでも私はこの曲が好きです。
♪ Remember me
もうすぐ
通りをスコールが駆けて来る時刻
あなたのオフィスからは
今頃 虹と夕映えがみえる ♪
という最初の部分からメロディにも東南アジアっぽい雰囲気が出ています。
学生時代の私は暑い夏の大阪のオフィス街を重ねて聴いたものでした。
初めて足を運んだユーミンのコンサートでこの曲が演奏されました。
その際のギターが非常に印象的でした。
当時発売されたライヴのカセットテープは誰かにあげたはずで手元にありません。
改めて聴きたくなりCDをオークションで手に入れました。
★ 「わき役でいいから」が収録されているアルバム「水の中のASIAへ」は4曲だけ収録の
今でいうミニアルバムです。どの曲もアジアの雰囲気が非常によく出ています。
リリースは今から40年前です。