私が儲かっているかといえば、あまり儲かっているとはいえません。
なぜか?
それは儲ける意欲が乏しいからかもしれません。
報酬は概ね安めの設定。
そして、ドル箱の不動産登記には重点を置いていない。
これでは儲かるわけがないのです。
現状をなんとかしないと・・・とも思いません。
依頼者が費用等を工面できないから法テラスの支援を利用するケースは多いです。
実は費用が赤字になるケースも。
それでも誰かがやらないといけない仕事があるのです。
そして、たまたま選ばれたのであれば、それをやる。
カッコをつけているわけではなく、私としては依頼されたことを淡々とこなすだけなのです。
儲かる仕事といえば、不動産売買に係る融資の決済立会です。
これはあまり受任していません。
理由のひとつは、さほど依頼がないから。
その他にも理由がありますが、ここには書きません。
基本姿勢は興味がある仕事をこなすことにしています。
そうすると、家事事件や破産事件あるいは訴訟事件になるのです。
司法書士は「登記のセンセイ」みたいなイメージがあります。
でも、私みたいなタイプがいてもいいのではないか。
そう思っているのです。
というわけで、当分はもうからないでしょう(笑)。
尤も、最近は不動産登記の仕事が連続しています。
今月だけで2桁件数というのは私には珍しいことです。
★ 不世出のハードボイルド作家ロス・マクドナルドの遺作「ブルー・ハンマー」
私立探偵リュウ・アーチャーの最後の事件でもあります。
私が目指すのはアーチャースタイルの司法書士。
ただし、アーチャーは「私は高いですよ」と依頼者に向かって言うことがあります。
記事のタイトルは、マクドナルドの最高傑作と評される「さむけ」を真似てみた次第です。