社会人になって間もない頃のことでした。
ちょっとした食事会に出たのです。
帰り道、ある女性と二人だけになりました。
これは後で気づいたのですが、周囲の策略だったようです。
西鉄の駅まで歩くにはちょっと遠いかな、くらいの距離でした。
私と彼女は歩いて駅に向かったのですが、
「ねぇ、疲れたよね。どこかでちょっと休んでいかない?」
と彼女がいうのです。
おいおい、という展開でした。
無論、私にはどういう意味かわかります。
「ご休憩 3000円」のような場所を利用しようという話です。
応じる気はさらさらありません。
気づかないふりをして
「じゃあタクシーを・・・」
といって、タクシーをつかまえようとしたら、彼女は
「いい!歩くわ!」
とプンプンした雰囲気になりました。
当時の私は女性に対する強い不信感を抱いていたのです。
「なめんなよ」くらいの気分で、気づかないふりをしたことに大満足なのでした。
今考えると・・・もったいなかったかな、と思います。
★ この写真をみてピンとくる方もいらっしゃるでしょう。
ドラマ「特命係長只野仁」に毎回登場していたラブホテルです。