債務整理をやらないーこういう司法書士は意外に少なくありません。
なにかしら面倒なイメージが強いのでしょう。
他の士業の方々からも「大変な仕事ですね」といわれます。
貸金業者と切った張ったの戦いを繰り広げ、
「おどりゃー!ケツの毛までむしったるど!」
「ほいじゃあ、代わりにワレが腎臓売らんかい!」
などといわれている様子を想像しているのかもしれません。
現実は違います。
貸金業者はいたって紳士的。
たまに「街金」っぽさを垣間見せる人もいなくはありません。
でも、別段怖いとかそういう感じではないのです。
闇金業者との交渉では危険を感じるのではないか?
中には、
「闇金業者から家族の様子を伝えられ(監視の示唆)、間接的に脅された」
みたいなエピソードを武勇伝っぽく披露するような人もいます。
これは間違いなくウソでしょう。
闇金業者は、自分たちが違法な行為に手を染めていることを自覚しています。
弁護士や司法書士とは争いようがないのです。
「請求したトサンの金利分をよこさんといわしたるど!」
などと口にするわけにはいきません。
もし、口にしようものなら「はい、恐喝未遂ね!」です。
恐れるのは警察の介入。警察官は喜んで捕まえますから。
そうすると、弁護士・司法書士の介入があれば、さっさと手を引きます。
既に債務者からは十分に搾り取っている。次のターゲットに向かおう。こういう感じです。
次のターゲットを見つけて稼ぐのに忙しいのです。
司法書士如きの家族を監視するヒマなどありません。
よって闇金業者も特に恐れるような相手ではありません。
破産手続でも任意整理でも仕事は淡々と進むのです。
完全な事務作業というイメージが強いのがこの分野ですが、なぜやらないのか?
たぶん、儲からないと思っているからだと思います。
借金をどうにかしたい依頼者から高額の報酬を頂くことができないのは明らかなのです。
なお、上記の「武勇伝」を披露した人は簡裁訴訟代理等関係業務の認定を受けていません。
つまり、貸金業者と交渉してはいけない人です。
なぜ、そういう脅しを受ける状況に至ったのか?
その点が気になるところです。
もしかして司◆書★法●反? だとすれば、懲■処▼?
まさか・・・単に作り話をしてカッコをつけただけでしょうーと流しているワタクシです。
★ 「闇金ウシジマくん」の山田孝之さん
★★★被害回復給付金制度★★★
検察庁のホームページをご覧ください。
闇金被害や振り込め詐欺被害に遭われた方の救済制度です。