福岡県糸島市 司法書士 ブログ

ジャニーズ事務所という商号

性加害問題で揺れているジャニーズ事務所の正式な社名は

株式会社ジャニーズ事務所

です。

東山紀之新社長は、この商号を維持すると表明したそうです。

イメージ的にどうなのか?

性加害問題を起こしたジャニー喜多川氏の名を冠することが得策なのか?

心配はつきないでしょう。

ただ、この判断は自由であるべきです。

自由とはそういうことだと思います。

そのかわりに結果には責任を持つことになる。

それだけ。

 

たとえば、ジャニーズ事務所所属のトップアイドル高橋クンがいるとします。

今、高橋クンは人気絶頂。有名菓子メーカーのCMや有名ブランドのイメージキャラクター。

Aという菓子メーカーが、契約更改時期にこういうかもしれません。

「ジャニーズ事務所所属というだけで、消費者に性加害をイメージさせてしまう。

そのせいか商品の売れ行きが下降線をたどっている。契約更改については見合わせたい」

有名ブランドからは、こういわれるかもしれません。

「ブランドイメージとして中性的な雰囲気を前面に押し出してきたが、性加害のイメージが

それに重なるとブランドに傷がつく。契約を解除したい」

ジャニーズの名称を使い続けることにはこういうリスクが伴います。

ファンからも声が上がるかもしれません。

「もう応援できない。あのジャニーズだもん」

アイドル高橋クンは仕事をすべて失うかもしれません。ギャラは入らなくなります。

ジャニーズ事務所としても収入がなくなるでしょう。

 

取引企業としては、ジャニーズ=性加害のイメージで自社の利益に影響が出ることを恐れます。

ファンもイメージに大きな影響を受けます。

それでも「社名にジャニーズを残す」と判断するのは自由です。

誰かがやめさせる必要はないのです。

この件には色々な声が出ているようですが、あまり意味はありません。

「海外だったら・・・」、「常識としては・・・」、といった批判は無意味なのです。

ジャニーズ事務所の新経営陣の自由な判断に任せればよい。

その結果がどうなるか・・・飽くまでも社会が決めるだけです。

我が国は自由主義の国ですから。

 

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